最初にがっかりするようなことを言いますが、不妊治療は「頑張れば必ず結果が出る」というタイプの医療ではありません。むしろ、長い時間とたくさんのお金を費やしているのに、なかなか結果が出ず、挫折感を味わうことも少なくないでしょう。数々の困難や挫折を乗り越えていくためには、夫婦が協力し、時には労わり合いながら同じ目標に向かって歩んでいくことが不可欠だといえます。
不妊治療を受けることについて夫婦で意思確認を
不妊治療の現場でしばしば見受けられるのは、夫か妻のどちらか一方が過剰といえるほど熱心で1人で空回りしてしまっているカップルです。不妊の原因は男性側、女性側半々ですから、2人で揃って取り組まなくては治療の効果にも影響が出かねません。
幸せの形は人それぞれ。子どもがいなければ幸せではないなどということはありません。病院の門をくぐる前に、不妊治療を受けて子どもを持つことが夫婦2人の一致した意思なのか、とことん話し合ってください。
最初にライフプランとマネープランを立てて
不妊治療はある意味時間との戦いです。なぜなら女性は年を重ねるにつれ妊娠できる可能性が低くなってくるからです。不妊治療はタイミング法から始まり、なかなか結果がでないと人工授精→体外受精とステップアップしていくのが一般的ですが、例えば30代後半の女性の場合、医師に言われるままのんびり治療を続けていたら、いざ体外受精となった時には40歳手前になっていたなどということになりかねません。
また保険が効かないことが多い不妊治療では費用の問題も馬鹿になりません。とくに体外受精は1回当たりの費用が数十万円にもなります。そのため最初の段階で、それぞれの治療を何回まで受けるのかというライフプラン、いくらまでならかかっても大丈夫なのかというマネープランをきちんと立てておくことが大切になります。
