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不妊治療情報

Chapter2 不妊治療のステップ

治療は主体性をもって

子どもを持つことが最終目標になる不妊治療は、治療に取り組むカップルの人生設計に大きな影響を及ぼす極めてプライベートな医療です。もちろん医師は医療の専門家として、その都度最善と考えられる治療法を提案し、カップルを妊娠というゴールへと誘導しますが、主役はあくまでカップルだということを忘れてはいけません。大事なのは「先生がこうしなさいといったから」ではなく、「自分たちがどうしたいのか」ということ。そのためにも治療方針についての医師の説明やアドバイスをよく理解し、納得したうえで、主体的に治療に臨むようにしましょう。

不妊治療も体外受精の段階まで進むと、注射のための連日の通院や、麻酔をかけての採卵など、女性の身体的・精神的負担は大きくなってきます。仕事をしている場合はスケジュールのやりくりが難しくなるでしょうし、なかなか結果が出なければ、「もう止めにしたい」「しばらく休みたい」と思うこともあるでしょう。時にはそうした自分たちの要望を医師に伝え、相談することが閉塞感から抜け出すきっかけになることもあるのです。

悩んだ時はセカンドオピニオンを受けるのも手

また、自由診療である不妊治療は、保険診療に比べて医師の裁量に任されている部分が多く、治療に対する考え方や治療方針は病院や医師によって様々です。医師も人間ですから中には相性がよくなかったり、治療方針にどうしても納得できなかったりすることもあるでしょう。そんな時はほかの医師の「セカンドオピニオン」を聞くのも手です。

「合理性」よりも「情」を大切にする日本人は、「今まで世話になったのに信用していないみたいで申しわけない」とセカンドオピニオンに尻込みする傾向があります。しかし、年齢とともに妊娠の可能性が低下することを考えると、不妊治療はある意味「時間との戦い」。納得しないまま漫然と治療を続けることほど無駄なことはありません。この際、日本人的お付き合いは横に置いておいて、自分たちにとって何がベストであるのかを冷静に考えてください。セカンドオピニオンを受けると決めたら、現在の主治医にその意思を伝え、これまでの検査データやX線写真、カルテのコピーなどをセカンドオピニオンを受ける病院に持っていくようにしましょう。

くれぐれも医師とよく話し合うこともなしに短期間で次々と転院する「ドクターショッピング」は避けてください。これはセカンドオピニオンとは似て非なるものです。

公的機関の相談窓口を利用する方法も

「どうしてもセカンドオピニオンを受けるとは言い出せない」という人には、公的機関の相談窓口を利用する方法があります。厚生労働省のホームページに全国の相談窓口のリストが掲載されていますので、是非、参考にしてください。

Chapter1不妊治療の基礎知識

Chapter2不妊治療のステップ

Chapter3不妊治療のよくある悩み

Chapter4不妊治療に取り組む男性へ



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