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不妊治療情報

Chapter2 不妊治療のステップ

タイミング法

妊娠をするには、精子と卵子が出会わなければなりませんが、この出会いのチャンスは約ひと月ある生理周期のなかでも排卵前後のわずか数日。男性、女性ともに不妊の原因がなく、夫婦生活を送っているカップルであっても、セックスするタイミングがズレていると妊娠することができません。

タイミング法は、医師がもっとも妊娠しやすいセックスのタイミングを指導する治療法です。不妊の基本検査(※)でとくに問題がみつからなかった場合は、タイミング法からスタートすることが一般的であり、不妊治療のファーストステップにも位置づけられています。

どんな治療をするの?

基礎体温の推移や超音波検査で卵胞の育ち具合を観察することなどで医師が排卵日を予測し、ベストなセックスのタイミングを指導します。より正確を期すために排卵日が近づくと増加を始める子宮頸管粘液の状態を確認したり、尿の中の黄体化ホルモン(LH)の量を検査したりすることもあります。黄体化ホルモンは排卵の命令を出すホルモンで、このホルモンが大量に放出されると(この現象を"LHサージ"と呼びます)、その約36時間後に排卵が起こります。

排卵誘発剤の併用

女性の側に排卵障害がある場合や、タイミング法を何度か試しても妊娠につながらなかった場合などは、妊娠の確率を上げるために内服薬や注射で排卵を誘発しながらタイミング法を行うことがあります。排卵誘発の方法には次のようなものがあります。

【クロミフェン療法】

クロミフェン(商品名:クロミッド、セロフェンなど)という飲み薬タイプの排卵誘発剤を生理が始まって2~5日目から服用します。注射剤タイプに比べ、効き方がマイルドで、排卵障害だけでなく、黄体機能不全(※)を改善する作用もあります。

【hMG-hCG療法】

卵胞は「卵胞刺激ホルモン(FSH)」による刺激で成長をはじめ、ほどよく育ったところで「黄体化ホルモン(LH)」の命令を受けて排卵します。この療法ではFSHとLHの働きをするものを注射することによって、排卵を起こします。

具体的には卵胞を刺激するhMGを1~2週間注射して卵胞を十分な大きさになるまで育てた後、LHと似た働きをするhCGを注射し、排卵を起こします。ただし、自然の排卵で1度に成長する卵胞は1個ですが、hMGを投与すると複数の卵胞が同時に育つため、双子や三つ子を妊娠する可能性が出てきます。

※基本検査:基礎体温表の確認、内診、経膣超音波検査、ホルモン検査、子宮卵管造影検査、フーナーテスト、頸管粘液検査(以上、女性側)、精液検査(男性側)など。
※黄体機能不全:受精卵が着床しやすいように子宮内環境を整える働きがある「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の分泌量が少ないために、着床が起こりにくい状態。

Chapter1不妊治療の基礎知識

Chapter2不妊治療のステップ

Chapter3不妊治療のよくある悩み

Chapter4不妊治療に取り組む男性へ



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