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専門家インタビュー

専門家紹介

奥 裕嗣

レディースクリニック北浜院長。1987年、愛知医科大学卒業。92年、同大大学院卒業。エラジン酸の抗酸化作用(アンチエイジング作用)の研究で博士号修得。総合大雄会病院、蒲郡市民病院勤務を経て98年、アメリカ合衆国留学。体外受精、顕微授精等、最先端の生殖医療技術を3年間研修。2001年、IVF大阪クリニック勤務。04年、IVFなんばクリニック勤務、05年より副院長。10年、レディースクリニック北浜開院。医学博士、日本産婦人科学会専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医。所属学会は米国不妊学会、ヨーロッパ不妊学会、日本生殖医学会、日本受精着床学会、哺乳動物卵子学会、日本産婦人科学会。


働く女性が治療しやすい環境づくり レディースクリニック北浜

交通至便、オフィス街にある不妊治療専門クリニック

地下鉄北浜駅から地下直結の商業施設「ザ・北浜プラザ」。この3階に「レディースクリニック北浜」はあります。オフィス街のど真ん中という便利な場所に開業した理由を、院長の奥先生は「働いている女性が通いやすいように」と言います。最先端の不妊治療を、生活のペースを崩さずに受けてほしい。そんな奥先生の思いは、治療方法にも表れています。

排卵誘発剤の自己注射、黄体ホルモンの服用で通院のストレスを軽減

レディースクリニック北浜では、体外受精(IVF)の排卵誘発剤を在宅自己注射で行うことを勧めています。通院する必要がないので、時間や交通費の節約のほか、仕事にも支障が出ません。現在、同クリニックでIVFをしている患者さん全員が、在宅自己注射を行っているそうです。
「自己注射の方法は看護師が丁寧に指導します。自分で注射をするなんて怖い、と最初は不安に思う患者さんもいますが、皆さんちゃんと注射できるようになりますよ」と奥先生。
また、同クリニックでは黄体補充においても、通常なら胚移植後の約2週間、黄体ホルモン注射のために毎日通院が必要になるところを、ルトラールという内服薬を使用することで、通院回数を減らしています。「妊娠率は注射と変わりません。排卵誘発剤にしろ黄体補充にしろ、注射のために毎日通院するのは、患者さんにとって結構なストレスになるものです。少しでもストレスを軽減できれば、それだけ体の負担も軽くなります」(奥先生)

最先端の生殖医療と、代々の漢方療法を併用

同クリニックは、漢方療法にも定評があります。というのも、奥先生の実家は安土桃山時代から代々漢方医を生業とし、特に不妊症や更年期障害に有効な漢方薬を処方してきた実績があるのです。
現在、処方している漢方薬の主成分は当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)。生薬なので、お茶のように煎じて飲みます。「当帰芍薬散はエビデンス(科学的根拠)が証明されている数少ない漢方薬の一つです。子宮や卵巣の血流を促すので、子宮内膜の状態や胚の質の向上、排卵時に卵巣から分泌されるエストラゲンの上昇などが期待できます」(奥先生)。
さらに同クリニックでは専門医による鍼治療も行っています。妊娠しにくい体質を改善し、不妊治療と併用することで妊娠率を高めるのが目的です。
このように、最先端の生殖医療に漢方や鍼を組み合わせる同クリニックの治療は、西洋医学と東洋医学のいわば〝いいとこ取り〟といえそうです。


患者一人ひとりにテーラーメイドの治療を心がけて

体外授精・胚移植法(IVF-ET)には、ロング法、ショート法、アンタゴニスト法、自然周期などいろいろな方法があります。そのなかから、さらに患者さん一人ひとりに最適の方法を提案する〝テーラーメイドの治療〟を、奥先生は心がけています。
「IVF-ETでは、一般不妊治療(タイミング療法や人工授精)では分からなかった不妊の原因をつきとめることができます。それが分かれば正しい治療法が選択できますし、たとえば超音波検査や抗ミュラー管ホルモン検査(AMH)で卵胞の状態が分かれば、一番効率のいい排卵誘発方法を提案することもできるのです」(奥先生)。
奥先生は6年ほど前から、前周期にピルを服用する方法で、卵の大きさを揃え(シンクロナイズ)、採卵数、卵の質などをアップさせ、受精率、妊娠率の実績を上げることに成功しています。ピルを飲むことで採卵のタイミングをある程度調整できるため、仕事を持つ女性にも喜ばれているそうです。

ふだんの生活ペースを崩さずに治療できる

「不妊治療に専念するために仕事を辞めるのは、精神衛生上よくないと思います。日常が不妊治療だけになってしまい、思いつめたり視野が狭くなってしまうからです。妊娠に必要なのはリラックスした気持ちと体。不妊治療がストレスの元になってしまっては、本末転倒です」と奥先生は力説します。
同クリニックの診療時間は午前が13時まで、午後が19時まで。昼休みや仕事帰りに立ち寄れるようにと考えられています。ふだんの生活を崩さずに治療を行う。それが、レディースクリニック北浜の理念なのです。

イタリア家具で統一された待合室の受付カウンターには、椅子が置いてあります。これは「海外の5つ星ホテルのフロントは、ゆったりと椅子に座ってチェックインができます。これもホスピタリティの一つではないかと思い、当院でも倣ってみました」との奥先生のこだわり。
2010年1月に開院した同クリニックでは、12月に初めての赤ちゃんが誕生します。


 

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